御室桜 クローン技術での増加に成功 京都の仁和寺の桜 (毎日新聞)

 住友林業は10日、京都市右京区の世界遺産・仁和寺(にんなじ)境内にある「御室桜(おむろざくら)」を、独自のクローン技術で増やすことに成功したと発表した。

 御室桜(御室有明)は、人の背丈ほどの高さの遅咲き八重桜。現在ある約200本は樹齢が350年を超えている。若枝を株分けする方法では突然変異で花びらが一重になりやすく、接ぎ木など従来の方法では増やすことが難しいという。同社は御室桜を後世に残すため、千葉大園芸学部などと07年から取り組みを始めた。

 新しい方法は、やがて芽になる「茎頂」という部分を冬芽から顕微鏡下で摘出。特殊な培養液で大量に発芽させ、培養土で幼苗まで育てる。完全なコピー(クローン)のため突然変異の心配がない。無菌環境で作業することで病虫害も防げるという。同社の筑波研究所で苗を育成中で、八重の形質を受け継いでいることを確認したうえ、現存のものが枯れた場合などの補充として植えていく。

 同社は04年、豊臣秀吉が盛大な花見を催したことで知られる醍醐寺(京都市伏見区)のしだれ桜「土牛(とぎゅう)の桜」のクローン作成にも同様の手法で成功している。【元村有希子】

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「裁判所も謝罪を」菅家さん冤罪の説明求める(読売新聞)

 取り返しのつかないことをして検察として誠に申し訳ない――。

 宇都宮地裁で12日に開かれた足利事件の再審公判。無罪論告を終えた検事が謝罪の言葉を口にすると、菅家利和さん(63)はじっと検事を見据えた。

 殺人罪などで逮捕されてから18年2か月、再審公判はこの日で結審した。無罪判決を待つ菅家さんは最後に、「冤罪(えんざい)で苦しむ人を二度と出さないためにも真実を明らかにして」と訴えた。

 検察側の謝罪は、開廷から間もなく。淡々とした口調で無罪論告を終えた宇都宮地検の山口幹生検事が、「論告は以上ですが、一言ご容赦いただけますか」と発言を求め、「真犯人ではない菅家さんを起訴し、17年半の服役を余儀なくした」と切り出した。手元の論告要旨に目を落としていた菅家さんが、山口検事をじっとみつめた。

 山口検事は「取り返しのつかないことをして検察として誠に申し訳ない」と謝罪すると、頭を下げた。脇に座っていた2人の検事も小さく頭を下げた。無罪論告を含めて1分ほどだった。

 入廷前に「(18年は)長かった。私の調べを担当した森川大司・元検事にも謝ってほしい」と語っていた菅家さん。1月に行われた森川元検事の証人尋問で謝罪の言葉はなかった。菅家さんは、検事の謝罪を目を閉じて聞き入った。

 弁護団7人による最終弁論では、「裁判長自らが判決で何らかの意思表示をしてほしい」と改めて裁判所としての謝罪を求め、「検察はさきほど謝罪したが、本当に反省しているのか」と検事に問いただした。

 そして、菅家さんの意見陳述。A4判1枚の紙を両手で持った菅家さんは「裁判所にお願いしたいことがある」と語気を強めた。「なぜ私が犯人にされ自由を奪われたのか、原因を説明してほしい。こうなった責任が誰にあるかも説明してほしい。裁判所にはどうしても謝ってほしい」

 佐藤正信裁判長をじっと見つめながら続けた。「私と同じように冤罪で苦しむ人が二度と出てほしくない。どうか私の17年半を無駄にしないような判決をお願いします」と頭を下げた。

 菅家さんは公判後の記者会見で、「検事が謝ったのは当然だが、1分そこそこでは物足りない。腹の底から謝っているようには思えなかった」と不満を示した。

 弁護団の佐藤博史弁護士は「昨年10月に宇都宮地検の幕田英雄検事正が謝ったのは非公開だった。公開の法廷で謝ったことは評価できる」と語った。また、昨年12月の再審公判に証人出廷した福島弘文・警察庁科学警察研究所長を偽証容疑で来週にも告発する考えを明らかにした。

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大雪 車100台以上立ち往生 76人が避難 新潟市で(毎日新聞)

 新潟市西区で6日、吹雪による視界不良のため通行止めになった国道116号(新潟西バイパス)から周辺の広域農道に迂回(うかい)した車が次々と雪にはまるなどし動けなくなった。一時数カ所で計100台以上にのぼり、周辺の体育施設など7カ所に設置された避難所のうち、3カ所に計76人が避難。男性(58)が一時的な過呼吸で病院に救急搬送された。

 同市によると、午後10時半現在、なお58台が立ち往生したままで、避難者は70人。車内に残って車が動くのを待っている人もいるとみられる。

 新潟市によると、国道116号は曽和インターチェンジ−明田交差点間約4.5キロで、同日午前5時ごろから午後2時40分まで10時間近く通行止めになっていた。吹雪は夜になってやや弱まり、除雪作業が進められているという。【畠山哲郎】

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大丸神戸店の現場も確認=高級腕時計窃盗で香港捜査員(時事通信)

 東京・銀座の貴金属店「天賞堂本店」の高級腕時計窃盗事件などで来日した、香港警察当局の捜査員は9日、昨年6月に高級腕時計5600万円相当が盗まれた百貨店「大丸神戸店」(神戸市)を訪れ、現場を確認した。
 香港の捜査員3人は午前9時すぎ、同店を訪問。兵庫県警の捜査員の説明を受けながら、約40分間にわたり現場を確認した。午後からは県警捜査員を通じ、被害に遭った店の関係者から当時の状況を聴く。
 8日の天賞堂本店に続き、同店を訪れた香港の担当主任警部は取材に応じ「警視庁や兵庫県警と捜査情報を交換するために訪れた。香港で捕まえた犯人は恐らく関連があるのではないかと思う」などと話した。 

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18歳高校留学生、学生寮で20歳留学生刺す(読売新聞)

 宮城県警塩釜署は4日、私立仙台育英高2年で中国籍の男子留学生(18)を殺人未遂容疑で逮捕した。

 発表によると、留学生は1月30日午前1時半頃、同県多賀城市の同校学生寮の自室で、同室の3年生で中国籍の男子留学生(20)の胸を、果物ナイフ(刃渡り9・5センチ)で刺して殺そうとした疑い。刺された留学生は10日間のけが。

 同署は、刺した留学生が「死んでもかまわないと思った」と供述したため、殺人未遂容疑を適用した。その後は殺意を否認。動機を「(相手が)部屋で電話をしているのが、気にくわなかった」と供述している。

 同署の発表では、学校側は弁護士と相談したうえで、事件から4日後の今月3日になって同署に相談した。

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<拉致問題>安倍政権下で水面下の交渉 市民集会で元秘書(毎日新聞)

 北朝鮮による拉致問題をテーマにした市民集会(救う会神奈川主催)が7日、神奈川県藤沢市で開かれ、安倍晋三元首相の政務秘書官を務めた井上義行氏(46)が講演で、安倍政権下の07年春に日朝間で拉致問題に関する水面下の交渉があったことを明らかにした。

 井上氏は、07年4月ごろ北朝鮮側から「拉致問題で協議したい」と自身に打診があったと語った。日本側は外務省幹部をシンガポールに派遣し、北朝鮮側と接触。07年7月の参院選後に再協議することになったが、参院選で自民党が敗れ、立ち消えになったという。

 井上氏は「向こうから『拉致で協議したい』と言ってきたからには、生存者は必ずいるはずだ。北朝鮮側は当時、安倍内閣の支持率を気にしていた印象があり、選挙で勝っていれば本格的な協議が始まった可能性もあった」と語った。

 集会には横田めぐみさん(行方不明時13歳)の父滋さん(77)も出席し「今年は何か動きがあるのではと期待している。世論の盛り上がりが最大の力となる」と訴えた。【曽田拓】

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<シロヘビ>愛のキューピッド出現? 「頭にハート」の赤ちゃん、7日から公開(毎日新聞)

 国指定の天然記念物「岩国のシロヘビ」の飼育をしている山口県の岩国白蛇保存会(森橋律夫会長)は7日から同市今津町の観覧所で、ハート形に見える模様が頭にあるシロヘビの赤ちゃん2匹を一般公開する。14日まで。

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 保存会は市内5カ所でシロヘビ約700匹を飼育。2匹は同市旭町の第一放飼場で09年9月中旬に生まれたとみられ、全長は約40センチ。メスとみられる方を「ラブ」、オスと推定される方は「旭」と名付けた。

 09年は約160匹の赤ちゃんを保護したが、飼育員の蔵田真希さん(25)が個体識別のために頭部をデジタルカメラで撮影中に模様を発見。ベテラン飼育員たちも「こんな模様は見たことがない」と、ハート模様にちなんでバレンタインデー前に公開することになった。幼いときは肌が薄いため、毛細血管が赤茶色のまだら模様に見えるが、脱皮を繰り返し、全長1メートルに成長する2〜3年後には真っ白になるため、ハート模様がくっきり見えるのはこの時期だけ。

 シロヘビは弁天様の使いと言われ、金運や商売繁盛につながる吉兆とされる。保存会は「片思いの人でも、カップルでも、見れば恋愛がきっとうまくいくのでは」。しかし、弁天様はしっと深いとも言うが「それは俗信。熱々でも大丈夫」とのこと。

 観覧所は午前9時から午後5時まで。シロヘビ保護活動のために100円程度の志をお願いしている。問い合わせは白蛇資料館(0827・22・8634)。【大山典男】

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<明党>参院選・比例代表 太田前代表の擁立見送る方針 衆院選敗北響く(毎日新聞)

 公明党は2日、今夏の参院選比例代表で太田昭宏前代表(64)の擁立を見送る方針を固めた。太田氏は昨年の衆院選で落選した後、「任期中に66歳を超えない」という党の定年制の例外として昨年12月に比例代表で公認されたが、党内で衆院選敗北の責任を問う声が根強く、公認取り消しはやむを得ないと判断した。早ければ4日の中央幹事会で決定する。埼玉選挙区からの撤退方針も見直すなど、同党の参院選戦略はここにきて迷走気味だ。【田所柳子】

 公明党は昨年12月、(1)選挙区選挙は東京と大阪に絞り、埼玉から撤退(2)比例代表では候補者の地域割りをせず党名投票に重点−−などの方針を決めていた。だが、今年に入って民主党の勢いにかげりが見え始めたと分析、比例代表にくら替えさせた現職の西田実仁氏を埼玉選挙区の候補に戻すことにした。また、地方組織の要望を踏まえて比例代表候補の地域割りも復活し、従来通り個人名投票を呼びかける。

 太田氏の公認見直しについて、公明党幹部は「地域割りで現職と競合し、行き場がなくなった」と解説するが、同党が衆院選小選挙区で全敗したにもかかわらず、同氏を参院選で優遇することへの不満がくすぶり続けていた事情もある。

 一方、連立与党時代に太田氏が自民党と近かったことから、「民主党に接近する布石」との見方もある。太田氏の国会議員復帰が遠のけば自公両党のパイプが一層細るのは確実だ。自民党幹部は「お互い野党だからこれまでとまったく同じとはいかないが、信頼関係という点では影響はなくはない」と語った。

 公明党は方針転換に伴い、「10議席を死守」としていた参院選の目標を「改選11議席維持」に変えた。ただ、参院選まで半年を切っているだけに、党内に「方針があまりに定まらない」(中堅議員)と困惑の声も広がっている。

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 新潟県の50代女性が汚染された血液製剤を投与されC型肝炎に感染したとして、国を相手に薬害肝炎救済法に基づく給付金を受ける権利の確認を求めていた訴訟は1日、新潟地裁(森一岳裁判長)で和解が成立した。
 女性はカルテが残っておらず、肝炎ウイルスの遺伝子型と担当医の証言を証拠として、製剤投与と発症の因果関係を主張していた。女性は同法に基づき1200万円が支給される。
 弁護団によると、ウイルスの遺伝子型を証拠提出して認められた例は珍しいという。
 女性は1989年、県内の病院で出産した際に出血し、血液製剤フィブリノゲンを投与された。
 同病院にはカルテが残っておらず、女性は病院で肝炎ウイルスの遺伝子型検査をした結果、日本に存在しない型で、外国製血液製剤による感染の特徴とされる「1a」と判明した。 

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